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2009.08.03 Monday ... - / -
#『Spirou et Fantasio a Tokyo(スピルーとファンタジオ、東京へ行く)』n°49  作画:Munuera、シナリオ:Morvan
『Spirou et Fantasio a Tokyo(スピルーとファンタジオ 東京へ行く)n°49 2006年Dupuis刊
作画:Munuera(ムニュエラ)
シナリオ:Morvan(モルヴァン)

今回紹介するのは、全学期にアテネのBDの授業でテキストとして使った『スピルーとファンタジオ』です。

もともとは1938年にRob-Vel(ロブ−ヴェル)という人に創作されて以来、作画とシナリオを変えてシリーズとして作り続けられて来た作品です。
内容も新しい作者達の自由でシリーズといっても縛りはほとんどないのですが、これ以前の刊では表紙の一番上に赤い帯で「●●(著者名)によるスピルーとファンタジオ」という具合に著者ごとのイマジネーションによるカラーを強調していたようです。
大まかなパターンは決まっているが、後は自由に創作していいようです。サイズは大判(320×240)と決まっているようです。
ページ数ももともとは68ページ(4折ですか)後に48ページや54ページと色々あるようですが、基本は折の倍数だったようですね。

Dupuisから出ているシリーズはFranquin(フランカン)、Roba(ロバ)、 Will(ウィル)、Greg(グレッグ) 、Fornier(フォルニエ)、Nic et Cauvin(ニックとコヴァン)、Tom et Janny(トムとジャーニー)、Morvin et Munuera(モルヴァンとムニュエラ)、と作者が変わるとともに、絵柄も変わっています。
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スピルーとファンタジオ、そして相棒のリスのスピップは江戸時代にいた。。。訳ではなく、誘拐されたルーンとコウという二人の子供の行方を探すために、イトー・カタというマジシャンに乞われて日本へ隠密で調査に来ていた。
そしてここは隅田川の脇に建てられた『江戸リゾート』という東京ドーム並みの巨大テーマパークの中。ここで誘拐の手がかりとなる因縁の人物の完成披露記者会見が行われるという事で、記者として潜入していたのだ。

しかし会見の前から既に中でドタバタと騒動を起こすファンタジオにスピルーとスピップは半ば呆れ気味。(大人しく観光出来ないんかい?!)
記者会見で誘拐された子供の一人を見つけたスピルー達がイトー・カタと連絡をとりながら奪還しようと様子を伺っていると、一人の女の子が現れ超能力を使って男の子を一人奪還しようと戦いを挑み始める。相手方もヤクザを繰り出し対抗する。スピルー達は二人を助けようとするが女の子の圧倒的なパワーに巻き込まれ、ついでに忍者軍団まで現れ、敵か見方か分からない混沌とした戦いの中、女の子は力つきて気絶してしまう。
とりあえず女の子を連れて山手線を乗り継ぎイトー・カタとの待ち合わせの銀座、歌舞伎座へと急ぐスピルー達であったが、その途中で目覚めた女の子にファンタジオは財布やホテルの鍵を盗られて逃げられてしまう。
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とここまでが前半の導入部分。
さすがに作者二人して日本へ取材に来ただけあり、海外のコミックが日本を描くと妙に変なのですが、地に足がついた描写ができていて今の日本の風景をちゃんと描いてくれている所は読んでいて好感が持てます。(所々可笑しいのは愛嬌っていうか。。。ちゃんと通訳してあげれば良かったのにという感じで、むしろ「惜しい!その間違い!」って感じです。)
最近はネットでも街並が覗けるし、日本のマンガ家を目指す人の資料として、街並などの資料写真集が出ていて、海外のMANGA好きな作家さん達はそういう物を参考に描いているので、妙にリアルはリアルなんですが、MANGAに近づけようとするあまりに違和感がある事がおおいのですが、彼らの場合、スタイルはあくまでもBD(バンドデシネ)というのを貫いているため、妙に外人が押したデフォルメされた日本人や、変な名前もエキゾティックで面白い。(オタクなヤクザの名前が「マンカガナ」ってすでにアナグラム?マンガかな?)
と、思って読んでいるのは日本人だけかもしれませんが。

色々と突っ込みどころはあるんです。
後半で渋谷のハチ公に超能力で生命を与え、ファンタジオが仲良くなって西郷どんのお供よろしく連れて歩き、一緒に戦うのですが、最後にフランスへ帰る時に成田空港のロビーで「またきっともどってくるからね!待っててね!」なんて事いって、かわいそうに置き去りにしてしまうんです。
もといた渋谷ならまだしも、なんで成田のロビーにちょこんおすわりしてなきゃならないのかと。本当にちゃんと忠犬ハチ公の話、説明してあげたのかな〜?
そしてリスのスピップはなんであんなに毒舌家なのかと。
あと代々木公園の外で自然の樹木や水を超能力で操ってトランスフォーマーみたいに戦うって言うアイデアはいいけど、そこ、明治神宮だから。
あれ破壊したら、ただ事じゃすまないから。

この日本編がどうもあまり評判がよくなかったらしくて、このコンビでのシリーズはここで終り。
そしてシリーズは新たな幕開けを。。。
作画:Schwartz(シュワルツ)
シナリオ:Yann(ヤン)
こちらは舞台は1942年という占領下。ちょとシリアスみたいですね。

おまけで、アニメーションもみつけたので。
2009.07.30 Thursday ... comments(0) / -
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2009.08.03 Monday ... - / -
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